フランクは比較的長い生涯を通じて、ヴァイオリン・ソナタはただ一曲を残したにすぎなかった。しかしそれは今日あらゆるヴァイオリン・ソナタの最高峰の一つに数えられて、燦然たる光彩を放っている。
全曲は四つの楽章からなり、フランクの音楽がつねにそうであるように、循環形式によっている。すなわち第一楽章、第一主題の最初の上昇下降する旋律形は全曲を通じての基本的楽想である。1886年に作曲が完成した。
曲は、友人で、フランクと同郷の大ヴァイオリニスト、ユジーヌ・イザイに捧げられた。1886年イザイのヴァイオリン、ボル・デ・ペーヌ夫人のピアノによって故国のブリュッセルにおいて初演された。(音楽の友社刊
名曲解説全集を参考にして書きました)
今回は第4楽章だけ打ち込みました。気が向いたら他の楽章も打ち込みたいと思います。 |